青の理由によせて

 なんだかすごいイベントを組んでしまった感がありますが、きっかけはほんとうにささいなものです。あちこちのライブハウスに観客/演者/イベント主催者として出入りするなかでいつのまにやら知り合っていた春希さんと、「なんかイベントの開催時期も出演者の傾向も被ってることが多いし一緒にやっちゃえばよくね?」と軽いノリで話していたらこうなった、という次第です。
 また、『青の理由』というイベント・タイトルはわたしが考えたのですが、これもまた「そういえば、コーラスをかけたギターの音を『青』という色と結びつける連想はいったいどこからきてるんだろ」というここ最近の素朴な疑問に端を発していて、特に深い意味はありません。
 しかしながら。逆に言えばそんなささいな思いつきがこんな大事になるのだから、なんというか世の中おもしろいものですね(小学生並みの感想)
 このイベントの出演者たちを大枠で括ろうとすれば、「海外インディ・ロック・シーンとの共振性」だとか「若者ならではの感性」だとか「青春の光と影」だとかそれらしいキーワードがいくつか出てくることでしょう。ですがその実態はさまざまで、英語で歌うバンドもいれば日本語で歌うバンドもおり、アグレッシブなギター・サウンドを追求するバンドもいれば打ち込みを取り入れてメロウに聴かせるバンドもおり……といった具合なので、そういったキーワードで括ろうとするのは本質的にナンセンスです。ほんとうの意味での唯一の共通点は、どのバンドも「カッティング・エッジでクールな音楽」をつくっていることです(自分も出演者なのでそう断言するのはちょっとこそばゆい感じもしますが……笑)。
 恐らくこのイベントに足を運んでもコーラス=青である理由は見つからないでしょう。
 でも、いい音楽は見つかると思います。というか絶対見つかります。
 
―管梓(夏bot)
 
 
管さんと共同で企画する運びとなったことを、そしてそこに素晴らしい10組が集ってくれたことを、心から嬉しく思います。
「青」という言葉が、ただ青い色を指す以上の計り知れない含みを持って存在しているように、10組の出演者と2人の主催者、そして当日足を運んでくださるお客さん、きっとひとつにはなれないわたしたちの全部を乗せて「青の理由」が完成するときを、心待ちにしています。
 
―船底春希